コントラバスはいいぞ

初めまして、大食いかはさておき、11thの演奏会が初参加となります、ベースのQ太郎です。
ちょっと最近学業のほうでごたごたしておりまして、更新遅れたことお詫びします。(申し訳なさそうな顔)

もう十月も末になりまして、すっかり寒くなりましたね。
保温性が高いことに定評のある僕の下宿ですら冬を感じさせる寒さになっております。
演奏会が一段落した寂しさと相まって、心が冷え固まってしまいそうです。


そういえば、僕は初参加なので実感してないんですが、今年は来場者数が例年よりかなり多いという話を聞きました。
パンフ関係で嬉しい悲鳴が上がっていた気がします。
来てくださった皆さんには感謝を。


さて、演奏会も終わったことですし、感想を少々。

まず、この団体に入って驚いたのが、皆さん上手いということ。

音量がすごい!
技術がすごい!
縦の揃いがすごい!
加速がすごい!

と、大学のマンドリン部しかオケ経験をしたことが無い僕にとっては、すごい団体に入ってしまったもんだという一方、ついていけるだろうかという不安もありましたね。
今もあります。
演奏会本番は、もう全力で弾いていましたが、まあそりゃボロでますよね・・・。
あかんミスを連発した覚えがあります。
でも、楽しかったからいいのです! 気にしませんよ! 気にしたら負けだと思っている。
やはり合奏っていいものですね。音楽と人間関係の二つが満たされるわけですから。心が浄化されます。
できればこれからも続けたいなぁ・・・と思っております。


とまあ、演奏会の感想はこの辺りにして、ここからはコントラバスの魅力について語りたいと思います。


コントラバス、それは海。どこまでも深く、どこまでも広い。

コントラバス、それは風。時には柔らかく、時には激しく、音楽を包み込む。

コントラバス、それは大地。全ての音楽を底から支える。


コントラバスは、とても奥深い楽器です。

コントラバス? なにそれ・・・? ああ、でっかいバイオリンね、あの低い音の」

断じて否! バイオリンとは楽器の起源が違いますし、高い音も出ます!

ベース、ウッドベースコントラバスなど様々な呼び方があるこの楽器ですが、ただ低音を出しているわけではありません。
ピチカート奏法なら、弦のどの位置ではじくか、指にどれだけ引っ掛けて弾くかなど
アルコ奏法なら、体重のかけ方、弓の分量、速度、弦を弾く位置で全然音質が変わります。
また、ジャズでお馴染みスラップ奏法や、バルトークやコルレーニョ等々、身を削る奏法もあります。
それぞれの奏法を使い分けることで、表現は無限大に広がるのです!


そして何より、心に響き渡るあの低音! 一番の魅力ポイントです。
音に惚れ込んでコントラバスを始めたという人もいるでしょう。


音域としてはだいたい三オクターブちょいで、ト音記号表記の音域まで頑張って足を伸ばすこともできます。(楽譜の表記の一オクターブ下の実音が出てます)
これでメロディーもバッチリですね!(メロディーがあるとは言っていない)


マンドリンオーケストラにおいては、数の少ないマンドローネに代わって最低音を務めています。(音域は多少違いますが)
撥弦楽器であるマンドリン属に比べて、擦弦楽器コントラバスは音の立ち上がりが遅かったり音の質が違ったり、なかなか合わせるのが難しいです。
しかし、全音符を一つの線として鳴らす等、撥弦楽器には難しい役割をこなすことが出来るので、上手い事馴染んでいるんじゃないかと僕は思っています。


要するに何が言いたいかというと、コントラバスはいいぞ、ということです。言葉では表せない魅力がたくさんです。
是非皆さんも、コントラバスを触る機会があれば、指でボンボン弾いてみてください。
あわよくばコントラバス道に突き進んでください。


コントラバスがソロで弾いている曲を聞くのも楽しいですけど、合奏曲を普段は埋もれている低音パートを注意して聞くのも中々に良いものですよ、皆さんぜひぜひ。


次回の日記は・・・誰に回せばいいんだろうか。(よく分かってない)
我こそはという人はお願いします。
誰も現れなければ、誰かに押し付けようと思います。
それでは、またの機会に。